環境循環材料科学講座

2022年7月1日に東京農工大学農学研究院に寄附講座として開設されました。教授はバイオマテリアルデザイン学を専門とする近藤哲男教授です。近藤教授は九州大学を退職されて、ここ東京農工大学に完全移籍いたしました。私たちは、多くの企業様と協力して、SDGsに代表されるような循環型の社会構築を目指しています。今日の大学の研究が明日の社会に貢献できる・・、そんな研究室になるようデザインします。


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これまでに何を学んできたかや何をやってきたかは全く問いません (大学、学部などは問いません!!)。 何かイッパツやってやろうという心意気のある学生を求めています

お知らせ

New近藤研通信はこちら

2023.09.01

研究室の主要装置

研究室の主要装置を公開いたしました。(上部タブ)

2024.03.31

博士課程修了

鴨川君が博士を取得しました。おめでとうございます。

2024.01.01

本年もどうぞよろしくお願いいたします

能登半島地震による被災されました皆様にお見舞い申し上げます。また、被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

2024.01.01

テキサス大学のInder Saxena博士のセミナー

Inder Saxena 先生のセミナーが農工大で行われました(案内.pdf)。

2023.09.25-29

ICC2022+1

国際セルロース学会にて鴨川君と辻田がポスター発表いたしました。

 

ご支援頂いている企業様(画像クリックで、HPに移動します。

 

 

 

 

 

近藤哲男教授からのご挨拶

水と生物機能を用いる材料設計-3次元でマイクロ‣ナノ構造制御された 機能性材料- これからの社会実装に向けて。

 私(教授・近藤)は、「水と生物機能を用いるバイオ錬金術師」と呼ばれることを目指してきました。一般に生物材料の構造制御は困難ではありますが、構造構築は一連の低エネルギー型プロセスで進行します。また、生物体あるいは生物由来の構造材料は、ナノ/マイクロそれぞれのサイズで制御された階層構造を有しています。これまで、生物の生産機能を制御して、任意の形状やパターニングをもつナノ/マイクロ3次元構造制御材料を水系で構築し、材料創製における自然にやさしい究極のデザインを行って参りました。

 本講座では今までの知見をもとに、これらの材料を社会に実装するために生まれました。今求められている環境循環型の社会形成の一助となるよう取り組んでまいります。

 

ロゴが示す「環境循環材料科学講座」の目標:詳細はこちら

 

研究内容

Our current reserch

水中カウンターコリジョン

(ACC)法

ACC法を用いて、様々な生物素材からナノファイバーを調製してきた。新たなACC法の適用も進行中。

例えば、T. Kondo et al., Carbohydr. Polym. 112, 284-290 (2014)., T. Kondo et al., (2008). Wet pulverizing of polysaccharides. U.S. Patent 7,357,339.

両親媒性 ACC-

セルロースナノファイバー

 

OH基による親水性の部分とグルコピラノース環に由来する疎水的な面の可視化。

T. Tsuji et al., Biomacromolecules, 22, 620-628, (2021) T. Kondo KONA Powder and Particle J. 40 109–123 (2023)

ACC-CNFだから、

簡便!

疎水的な面を有するACC-CNFだから、プラスチックにすぐに吸着する。Moldingすると30 %衝撃強度が上昇する。

T. Kondo et al., ACS Appl. Polym. Mater. 6, 1276−1285. (2024)

Now under preparation

Coming soon.

Now under preparation

Coming soon.

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投稿論文、学会発表、報道ニュース、プレスリリース

社会に発信した情報を記載します。

2022年講座開設以降のオリジナル論文、総説

オリジナル論文

2022年

1. H. Utsunomiya, Y. Tsujita and T. Kondo*, Cellulose nanoanemone: an asymmetric form of nanocellulose, Cellulose, 29, 2899–2916 (2022).
DOI: 10.1007/s10570-021-04231-9
2. S. Yokota, A. Nishimoto, T. Kondo*, Alkali-activation of cellulose nanofibrils to facilitate surface chemical modification under aqueous conditions, J. Wood Sci., 68,14 (2022).
DOI: 10.1186/s10086-022-02022-9

3. R. Takahama, H. Kato, G. Takayama, K.Tajima, and T. Kondo*, Physical characteristics and cell-adhesive properties of in vivo fabricated bacterial cellulose/hyaluronan nanocomposites, Cellulose, 29, 3239–3251 (2022).
DOI: 10.1007/s10570-022-04480-2

4. D. Tatsumi, A. Kanda and T. Kondo*, Characterization of mercerized cellulose nanofibrils prepared by aqueous counter collision process, J. Wood Sci., 68,13 (2022).
DOI: 10.1186/s10086-022-02019-4

5. L. Yu, D. Tatsumi, and T. Kondo*, Preparation of carbon nanoparticles from activated carbon by aqueous counter collision, J. Wood Sci., 68, 29 (2022)
DOI: 10.1186/s10086-022-02036-3.

2023年

6. G. Takayama, T. Kondo*, In situ visualization of the tensile deformation mechanism of bacterial cellulose network, Carbohydr. Polym., 313, 120883 (2023)
DOI: 10.1016/j.carbpol.2023.120883

7. K. Ishida, T. Kondo*, Anisotropic Frictional Properties Induced by Cellulose Nanofibril Assembly, Biomacromolecules, 24 (7), 3009-3015 (2023).
DOI: 10.1021/acs.biomac.3c00072

8. K. Ishida, T. Kondo*, Evaluation of Surface Free Energy Inducing Interfacial Adhesion of Amphiphilic Cellulose Nanofibrils, Biomacromolecules, 24 (8), 3786-3793 (2023).
DOI: 10.1021/acs.biomac.3c00443
9. G. Takayama, T. Kondo*, Quantitative Evaluation of Fiber Network Structure-Property Relationships in Bacterial Cellulose Hydrogels, Carbohydr. Polym., 313, 121311 (2023)
DOI: 10.1016/j.carbpol.2023.121311

2024年

10. T. Kondo*, G. Ishikawa, M. Kamogawa, Y. Tsujita, S. Yokota, T. Tsuji, S. Tagawa, and D. Tatsumi. Impact-Resistant Nanocomposite Plastics Embedding “Plant Cell Walls”-Mimicked Frameworks with Ultratrace Amounts of Amphiphilic Cellulose Nanofibrils, ACS Appl. Polym. Mater. 6, 1276−1285. (2024)
DOI: https://doi.org/10.1021/acsapm.3c02278

11. M. Kamogawa, Y. Tsujita, and Tetsuo Kondo*. Transcrystalline Polypropylene-Based Honeycomb Structures Spontaneously Induced on Amphiphilic Cellulose Nanofibrils Prepared by Aqueous Counter Collision, J. Fiber Sci. Technol. 80(4), 90-99. (2024)
DOI: https://doi.org/10.2115/fiberst.2024-0010


総説
1. T. Kondo, Cellulose nanofibrils pulverized from biomass resources: Past, present, and future perspectives, KONA Powder and Particle Journal, 40, 109-123 (2023)
DOI: 10.14356/kona.2023003
*ACC法に関する近藤先生の総説です。ACC法でなぜナノ化が生じるのか?ACC-CNFとはどんな性質なのか?最先端の情報が網羅されている必読の論文です。

2. 吾郷万里子&近藤哲男, 木質バイオマスからの機能性カーボンナノ材料, 日本炭化学会誌, 2(1), 3-10 (2023)

 

学会発表、報道ニュース、プレスリリース

22/07/22 プレスリリース:中越パルプ工業株式会社 ACC-CNFを用いた新たなプラスチック再生技術の社会実装を目的とした取り組み (本講座開設) (詳細)

22/07/22 プレスリリース:東京農工大学 ACC-CNFを用いた新たなプラスチック再生技術の社会実装を目的とした取り組み (本講座開設) (詳細)

22/07/21-22 学会:セルロース学会 近藤先生がセルロース学会に参加しました。

22/09/22-23 学会:5th iSBCにて近藤先生がKeynote lectureを行われました。

23/06/14-16 学会:繊維学会にて石田君と辻田が口頭発表いたしました。

23/09/25-29 学会:ICC2022+1にて鴨川君と辻田がポスター発表いたしました。

 

 

 

教授略歴

Biography

近藤 哲男 教授 (農博、博士(工)) Prof. Tetsuo Kondo, Ph.D.

 

プロフィール

経歴

  • 1983年 東京大学農学部卒業
  • 1988年 東京大学大学院農学系研究科博士課程修了(農学博士)
  • 同4月 学術振興会特別研究員
  • 同9月 McGill大学(カナダ)化学科博士研究員
  • 1992年 森林総合研究所研究員
  • 1993年 同研究所主任研究官
  • 2000年 博士(工学)京都大学
  • 2003年 九州大学大学院農学研究院助教授
  • 2005年 九州大学大学院農学研究院バイオマテリアルデザイン研究室 教授
  • 2016年 九州大学大学院農学研究院高分子材料学 教授(兼任)
  • 2022年 東京農工大学農学研究院環境循環材料科学講座 教授(兼任)
  • 2022年 九州大学退職
  • 2023年 東京農工大学農学研究院環境循環材料科学講座 教授
  • 現在に至る
  • 今までにJena大学(ドイツ)客員教授、中国・武漢大学客座教授、静岡大、金沢大、東京大、農工大非常勤講師などを歴任

所属学会

  • 日本化学会、アメリカ化学会、高分子学会、日本分光学会、繊維学会、セルロース学会、日本木材学会、国際木材科学アカデミーフェロー、応用糖質学会、生物工学会、米国TAPPI

受賞

  • 第2回セルロース学会・学会賞、第31回繊維学会・学会賞、国際木材科学アカデミーフェロー(IAWS Fellow) 選出、第14回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議  「nano tech大賞 産学連携賞」、第7回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞・特別賞、第62回日本木材学会・学会賞

准教授略歴

Biography

吾郷 万理子 准教授 (博士(農学)) Associ Prof. Mariko Ago, Ph.D.

 

プロフィール

経歴

  • 広島大学大学院 理学研究科 化学専攻博士前期課程 修士課程修了 修士(理学)
  • 京都大学大学院 農学研究科 博士(農学)
  • 2001年 独立行政法人 酒類総合研究所 日本学術振興会研究員(リサーチ・アソシエイト)
  • 2002年 独立行政法人 産業技術総合研究所 非常勤研究員
  • 2004年 徳島文理大学 理工学部 講師
  • 2016年 Aalto University Research Fellow
  • 2017年 Western Michigan University Assistant Professor
  • 2019年 明星大学 理工学部 総合理工学科(環境科学系) 特任准教授
  • 2023年 東京農工大学農学研究院環境循環材料科学講座 准教授 (兼任)
  • 現在に至る

所属学会

  • アメリカ化学会、高分子学会、繊維学会、セルロース学会、日本木材学会、日本炭化学会、米国TAPPI

専門・研究テーマ・受賞

  • 木質科学, 高分子化学, 構造材料、機能材料, 複合材料, 界面, 環境材料, リサイクル技術, ナノ材料科学
  • 2016/07 平成26年度 セルロース学会奨励賞
  • 2017/03 253rd ACS National Meeting, Best Presentation (Oral)

助教略歴

Biography

辻田 裕太郎 寄附講座教員 (博士(農学)) Assis. Prof. Yutaro Tsujita, Ph.D.

 

プロフィール

経歴

  • 2013年 九州大学農学部卒業
  • 2015年 九州大学大学院生物資源環境科学府 博士前期課程修了
  • 2019年 九州大学大学院生物資源環境科学府 博士後期課程修了 博士(農)
  • 2019年 九州大学大学院農学研究院 学術研究者、学術研究員
  • 2020年 福岡大学医学部 ポスト・ドクター
  • 2022年 九州大学大学院農学研究院 学術研究員
  • 2022年 東京農工大学農学研究院環境循環材料科学講座 寄附講座教員
  • 現在に至る

所属学会

  • 高分子学会、繊維学会、セルロース学会、日本木材学会

専門・研究テーマ

  • 水中カウンターコリジョン法による生物材料創製、水中カウンターコリジョン法、セルロースナノファイバー、コラーゲンナノファイバー、プラスチック複合材料
  • 2015年 Pusan-Gyeongnm/Kyushu-Seibu Joint Symposium on High Polymers(17th) and Fiber (15th), YOUNG SCIENTIST AWARD

メンバー紹介

写真等無断使用禁止

 

鈴木 真由 (博士/社会人)

Mayu Suzuki

博士課程2年生(農工大)

研究テーマ、専門

リグニンパーティクルデザイン、リグニン、ナノ・マイクロ粒子、ヘミセルロース、セルロースナノファイバー、微結晶セルロース、リグノセルロース、木質成分分析

澤井 直樹 (博士/学生)

Naoki Sawai

博士課程1年生(農工大)

研究テーマ、専門

水中カウンターコリジョン法の微細化の解明、セルロースナノファイバー、バクテリアナノセルロース、ラマン分光

予定・コアタイム(未定)

Time table

曜日
9:00〜12:00
13:00〜17:00

※実験中、学会、出張中はいないこともあります。

在室時間

〇、☆近藤先生、辻田おります。

☆吾郷先生おります。

[休日] 土、日、祝祭日

 

Contact

アクセス

 

JR中央線「国分寺駅」下車、南口2番乗場から「府中駅行バス(明星学苑経由) 」約10分「晴見町」バス停下車
京王線「府中駅」下車、北口バスターミナル3番乗場から「国分寺駅南口行バス(明星学苑経由)」約7分「晴見町」バス停下車
JR武蔵野線「北府中駅」下車、徒歩約12分